EMS本質クレド


最初に:本クレドは本質行動学基礎原理コースの参加期間中、講義前に必ず流すことで、本質行動学の基本的な考え方を馴染ませ、プログラムの効果を最大化させるために望ましいあり方に心を整えてもらうためのものです。チーム内でも、このクレドに紐づけながら対話していただき、学び合いによる各人の自己深化につなげて頂ければと思います。

 

EMS本質クレド〜本質行動学基礎原理コース参加者用 

 

EMSは本質行動学を学ぶ世界ではじめての学校。

本質行動学は「○○(なになに)とは何か」と本質を問い、「原理」に沿って実践していく「学問」です。

学問とは問いを立てて学ぶと書きます。

勉強は強いて勉めると書きます。だから辛くなります。犠牲を伴います。

EMSは幸せなライフをマネジメントしていくために自ら学問していただく場になります。

 

すべての人間は肯定されたいと望んでいます。

そのため否定されると嫌な人だと思います。肯定してくれる人をいい人だと思います。

安心安全の場だからこそ自分の弱さすら自己開示できるようになり、

それをメンバーのみなさんに受け止めてもらうことで、今後の人生に活かしていけるようになるのです。

「安全第一」と「肯定ファースト」を大切にしていきましょう。

 

凄い人ばかりで気後れしてしまうという方もいらっしゃるかもしれません。

人間は他者と比べがちですが、本当のことをいえば、それぞれの人は

遺伝も経験も魂もあらゆるものがまったく違う別の“宇宙”のようなものです。

それぞれ固有の性質と成長のタイミングと速度があり、まったく違うものを比べても意味はありません。

まずは自分の気づきと成長に集中しましょう。

そして、他の人がそれぞれのスピードで成長するのを見守っていきましょう。

 

そもそも人間としてこの世界で懸命に生きている点では、有名も無名もなく、

存在としての価値は最初から完全に等しく在ります。

存在価値を高めるために、努力や成長をする必要はないのです。

あなたの本質は肩書きや経歴でもなければ、あなたが作り上げた自己像ですらなく、

その奥にあるいのちの動きそのものです。

ただ成長と貢献の喜びのために、犠牲を出すことなく、現実とのバランスをとりながら、 

それぞれのペースで道程(プロセス)を味わいながら学んでいきましょう。

 

EMSは既知の世界へのツアーではなく、未知の学問の冒険です。

乗ってしまえばゴールまで自動的に到着するものでも、毎回完結するものでもありません。

未知のものに出会っても「どうせこれと同じだろう」と既知のものに当てはめて解釈していては、

これまでの再生産を繰り返すだけで、考え方自体が上書きされるような進化は望めません。

吸収段階では、自分の物差しを通して元の情報を変形させることなく、そのまま吸収した上で、

応用段階で吟味、応用し、学んだことを有機的に結びつけて実践していくように心がけましょう。

プライドや成功体験は上達の足かせになるため、余計なものは横に置いておき、

自分をできるだけ「自由」にしておくようにしましょう。

乾いたスポンジのようにまっすぐに吸収し、まっさらなキャンパスに描くように実践してみましょう。

「もうちょっとこんな自分だったらいいな」と思える望ましい自分を“離見の見”で演じてみましょう。

日々そうした試みを重ねていくことで、未知の自己に更新(ヴァージョンアップ)していくことができるでしょう。

 

モヤモヤを感じることもあるでしょう。実はそこに自己深化のヒントが隠れています。

穏やかな気持ちで自分を俯瞰しながら「なぜモヤモヤを感じるのだろう?」と語りかけてみてください。

あるときに“なかったこと”にしていた「洞窟の中に閉じ込めた子どもたち」が見つかるかもしれません。

そうした過去に切り離してきた自分を抱きしめることができるたびに、自己が統合されていき、

これまで繰り返してきた様々な不合理な行動の理由(わけ)が統一的に理解できるようになり、

マネジメントが可能になって、ふと気づけば格段に生きやすくなっていることでしょう。

 

EMSは受け身でコンテンツを「消費」する場ではなく、自ら能動的に「体験」していく学びの場です。

「お客さん」として「消費者」モードで参加してしまうと、指を外に向けて「期待と要求」ばかりが先立ち、自らに指を向けて改善していこうとしなくなってしまいます。

あなたを最もマネジメントできるのは他の誰でもなく、あなた自身なのです。

EMSには、なぜそうなってしまうのかを理解するための理論、どうすればよいのかを示す方法論

それらを学ぶ授業や論文、関心に沿って実践する部活、仲間と学び会うためのリフレクション、

そして参加し放題のMBAL(エムバル)といった様々な学びと成長の機会が用意されています。

そうした機会を思う存分活用し、学びの途上にある「学徒」として、また自ら探求する「探求者(クエスター)」として

それぞれの課題に真摯に取り組んでいきましょう。

 

EMSの理念に魂から共感し参加している人は運営も含めて全員が仲間であり、一つのチームです。

肯定ファーストでコメントしあい、対話を重ねながら、学び合いによる共深化を促進していきましょう。

 

本質行動学は、普遍的な「原理」を追究する「サイエンス」であり、

その実践にはそれぞれが定型を越えて、魂—自己の本質を解放していく「アート」が求められます。

ご縁と流れとライブの妙を楽しみながら、それぞれが想像を超える自己深化につながったと思えるよう

みなさん自身の手で最高の体験とそれをもたらすチームを創りあげていきましょう。

 

                            2021年6月9日

    Essential Management School 代表 西條剛央